メモの魔力を読もうか迷っている人「メモの魔力の要約のまとめ、書評が知りたい。」
「これから、メモの魔力を読みたいので読むべきポイントや要約などのまとめ情報があれば知りたいです。」
こういった疑問にお答えします。
もくじ
今、私はメモの魔力を読んだことで、ファクト、抽象化、転用のフレームワークを使いながら物事の本質を考えることができるようなりました。
これから考える力を身に付けたい方、方はぜひご覧になってください。
もくじ
メモの魔力の基本情報
メモの魔力の基本情報は次のとおりです。
- 書名:メモの魔力
- 著者:前田裕二
- 出版月:2018年12月25日
- 出版社:株式会社 幻冬舎
- 定価:本体1,400円+税
プロフィール
著者、前田裕二氏のプロフィールは次のとおり。
1987年東京生まれ。
2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、外資系投資銀行に入行。
11年からニューヨークに移り、北米の機関投資家を対象とするエクイティセールス業務に従事。
数千億〜兆円規模の資金を運用するファンドに対してアドバイザリーを行う。
13年、DeNAに入社。
仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。
15年に当該事業をスピンオフ、SHOWROOM株式会社を設立。
同年8月末にソニー・ミュージックエンタテインメントからの出資を受け、合弁会社化。
著書「人生の勝算」は
Amazonベストセラー1位を獲得。
本書の構成
メモの魔力は序章から始まり計7章で構成されています。
- 序章:「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない
- 第1章:メモで日常をアイデアに変える
- 第2章:メモで思考を深める
- 第3章:メモで自分を知る
- 第4章:メモで夢をかなえる
- 第5章:メモは生き方である
- 終章:ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう
メモをとることの重要性、メモのとり方などなど、実体験をもとにわかりやすく解説されています。
ページ数と読み終わるまでの時間
全252ページ。
文字も大きく読みやすいので、約3時間もあれば読み終わることができると思います。
メモの魔力の要約まとめ
要約は次のとおりです。
- 要約①:知的生産のためにメモをとる
- 要約②:メモで思考の深掘り
- 要約③:メモは生き方
それぞれ解説していきます。
要約①:知的生産のためにメモをとる
本質とは何かというと、コピーではなく創造、代替可能物ではなく代替不可能物、ということ。つまり、クリエイティブで新たな知的生産につながる思考や、自分にしか思いつかないような代替不可能性の高い思考。これら価値のある本質的思考に1秒でも多く時間を割くために、メモをしているのです。
引用元:「メモの魔力」22Pより
上記のとおりで、記録としてメモをするのではなく、新たなアイディア創造などの知的生産のためにメモを活用すると語られています。
また、知的生産のためにメモをとることで次の5つのスキルが鍛えられるとも語られています。
- 知的生産性が増す
- 情報獲得の伝達率が増す
- 傾聴能力が増す
- 構造化能力が増す
- 言語化能力が増す
次のように語られています。
次に、情報を素通りしなくなるので、日々見聞きするすべての情報を分母にしたときに、そこからどれだけの情報をものにするかという、②情報獲得の伝導率が増します。
そして、相手から一つでも多くの有益な情報を引き出すための③傾聴能力、コミュニケーションスキルの向上にもつながります。
さらには、メモによって、頭の整理ができます。その結果、④構造化能力やロジックの力を飛躍的に伸ばすことになります。
最後に、メモは思考を深める機会を提供します。それによって、言葉を紡ぐ力、すなわち⑤言語化能力が引き上げられます。
引用元:「メモの魔力」37Pより
つまり、メモをとることで知的生産性の他にも高いスキルを身に着けることできます。
そして、メモのとり方は次のとおり。
①インプットしたファクトをもとに、
②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
③自らのアクションに「転用」する。
引用元:メモの魔力」46Pより
上記のとおりで、ファクト→抽象化→転用がメモの最強のフレームワークとして紹介されています。
要約②:メモで思考の深掘り
メモで思考を深めることができ、さらに、メモで自分の本質を知ることもできると語られています。
この「抽象化」こそが僕のメモ術の根幹です。もっと言うと、人間に与えられた最も重要な思考機能であり、最大の武器であると、確信を持って断言できます。
引用元:「メモの魔力」72Pより
上記のとおりで、ロボットにはできなくて人間にできる能力は知的生産をするための「抽象化」だと語られています。
そして次のようにも語られています。
本質さえ正しければ、そこがリアルでも、ネットでも、関係なく応用できます。仮に何を対象にしていたとしても、「本質を見る」という抽象化思考さえできれば、目指す目標を達成する能力が著しく向上するでしょう。
引用元:「メモの魔力」92Pより
人間にできる「抽象化」をしていくことで、物事の深い部分の本質が見えてきます。
つまり、「なに?」「どうして?」「なぜ?」を気づいたことにどんどん問いかけていく。
そうすることで思考を深くまで考えることができるようになり、物事の本質、自分の本質を考えることができるようになります。
要約③:メモは生き方
引用元:「メモの魔力」180Pより
メモをとることは「ノウハウ」ではなく「姿勢」そのもの。
なので、まずはとにかくメモをとることから始めてみることで、新しい生き方としての世界が見えてきます。
メモの魔力の書評
メモの魔力の書評は次のとおり。
- 書評①:物事の本質を理解できる
- 書評②:自己分析や課題解決の考え方を身に付けられる1冊
それぞれ解説します。
書評①:物事の本質を理解できる
メモの魔力で語られている「抽象化」。
これを実際の物事に考えて活用していくことで、本質を理解できます。
なぜなら、「なぜ?」「どうして?」を問いかけるように意識するからです。
実際、私が「メモの魔力」を読んだ後に物事の本質を理解できた例は次のとおりです。
上記のとおりで、時間が少ないと感じてしまっていたときに深掘りしていくと、そもそも時間配分を意識していない本質に気づきました。
なので、時間を意識していないのに、時間が少ないと感じてしまっていたのです。
そして、課題が明確になったので、対策としてやりたいことの作業を分割してスキマ時間も活用していくこと。
1日のタイムスケジュールを管理して常に時間を意識することを習慣にすることができるようになりました。
なので、実際の行動の中でも、物事の本質を理解し対策をすることができるようになり成長できます。
書評②:自己分析や課題解決の考え方を身に付けられる1冊
自分のことを深くまで知ることができたり、課題が出たときの解決法を考える力が身に付けられる1冊になります。
なぜなら、抽象化から思考を深掘りして本質を理解でき、さらに転用をすることで新たなアイディアが生まれるからです。
特に、就職活動や転職活動などで自己分析をするときに役に立つ1冊になります。
さらに、課題が出たときに表面的に解決するだけではなく、問題の本質までの深い部分を考えながら解決するので問題の解決能力も上がります。
メモの魔力を読むべき人
メモの魔力を読むべき人は次のとおりです。
- やりたいことを見つけたい人
- 何かに挑戦してみたい人
- 自己分析をしたい人
上記のように、今の自分に不安や悩みを感じている人は、メモの魔力を読むことでその不安や悩みを解決できると思います。
特に、これからやりたいことを見つけたいときや、もっと自分のことを深くまで知りたいときなどにぜひ読んでもらいたい1冊になります。
メモの魔力読むべき理由
メモの魔力を読むべき理由は次のとおりです。
- 理由①:問題解決の能力が上がるから
- 理由②:これからの生き方を考えられるから
それぞれ解説します。
理由:①問題解決の能力が上がるから
さまざまな問題の解決能力が上がります。
なぜなら、問題、課題、悩み、不安などの本質を理解できるからです。
「抽象化」で「なぜ?」や「どうして?」でどんどん深くに進むにつれて問題の根元となる本質が明確になります。
以前の私で例えるなら、次のとおり。
上記のとおりで、やりたいことが見つからないで悩んでいたときは、結局のところ情報収集をしていませんでした。
なので、何でもいいのでやりたいことの情報を集めるだけで最初の一歩は踏み出すことができます。
このように、問題の本質を探し、対策をする。
これができるだけで、さまざまな問題の解決能力が上がります。
理由②:これからの生き方を考えられるから
これからの人間の生き方を考えられる1冊になります。
なぜなら、「これからAIの時代が進み人間の仕事がロボットに代替される中で、私たちの仕事はなにがあるのか?」を考えさせられるからです。
例えば、買い物をしたときにお会計の方法で人が必要ないお店があるように、これから先、さまざまな場面で人間が必要ないシステムが生まれてくるはずです。
そうなったときに、AIではなく私たち人間にしかできない能力を考えさせられます。
なので、これからの人間の生き方を考えられる1冊になります。
まとめ:メモの魔力は一人の人間の可能性を広げてくれる1冊になります
最後になりましたが、メモの魔力は一人の人間の可能性を広げてくれる1冊になります。
実際、私はこの「メモの魔力」を読んだことで、さまざまな物や出来事に対して本質を考えて自分の可能性やアイディアにつなげています。
これからやりたいことを見つけたい方、問題解決の能力を上げたい方には非常に参考になる1冊になっています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。